ジスロマック

抗生物質はペニシリン系、マクロライド系などありますが、適応する病原体は細菌となっています。
ジスロマックはアジスロマイシンを有効成分にしたマクロライド系の抗菌薬で、主に性感染症のクラミジアや淋菌の治療に使用されますが、その他にはブドウ球菌やレンサ球菌、肺炎球菌に加えマイコプラズマにも効果を示します。
これに加えて抗炎症作用が認められていることから、炎症を伴う病気にも有効的です。
そこで、歯肉炎や副鼻腔炎などに使えることから、歯科や耳鼻科などでも処方されるようになっています。

通常の風邪はライノウイルス、アデノウイルス、コロナウイルスといった数百種類ものウイルスによって起こる感染症です。
ウイルスと細菌は病原微生物として全く別の分類になるため、ジスロマックでは風邪の症状に有効的な作用を示すことができません。

市販されている風邪薬は抗ウイルス薬に分類され、ジスロマックは抗菌薬となっています。
病院で風邪と診断されると風邪薬が処方されますが、稀にジスロマックを一緒に処方されることがあります。
ジスロマックは風邪に効かないのにどうしてかと思われるかもしれませんが、風邪による症状でリンパ節、気管支、扁桃などが炎症を起こすことがあるため、炎症を鎮める作用のある治療薬を使用するのです。

風邪で寝込んでいる犬

また、風邪で免疫力が低下すると、細菌による二次感染が起こる可能性もあるため、予防として処方するケースもあります。
例えばインフルエンザでは、高熱によって免疫力が低下し、合併症として肺炎を起こすことがあります。
特に高齢者は発症する確率が高いので、予防のためにもインフルエンザの治療薬と一緒に、抗菌薬としてジスロマックを処方することになります。


また、ジスロマックにはアジーなどのジェネリック医薬品もあるので薬価が気になる方にはジェネリックをおすすめします。
ジェネリックだと薬効に不安がある方もいますが、ジェネリックは基本的に新薬と同じ成分が配合されており同等の効果を得られるものです。
ぜひ一度ジスロマックのジェネリック医薬品の効果を確認して不安を払拭してみてください。